実体験で感じた転籍を目指すコントラクトMRの分岐点は配属4~5か月です
こんにちは、ユウトです。
僕は大手外資系製薬会社に10年以上勤めた後、CSOに転職しコントラクトMRとして働いています。
そして、今まで培ってきた知識をフル活用し、コントラクトMR→正社員を目指しています。
こんな珍しい経歴を歩んでいる人は、おそらく全国でも一握りの人だと思います。
実際、コントラクトMR→正社員の転籍を目指している中で感じた事は、転籍は配属4~5か月目で決まります。
もしそれまでに力を発揮できなければ、仮に正社員並みの能力があっても、後の祭りになる可能性があります。
この一連のロードマップは、僕の実体験を元に書いた記事なので、転籍を目指すコントラクトMRにとって、必ずやバイブルになる自信はあります。
巷に流れているコントラクトMRの表面だけを書いた記事やインタビューの記事とは内容の濃さが違いますよ。
インタビューしてるのが現(元)コントラクトMRじゃん!と思われるかもしれませんが、転籍を目指すのと目指さないのでは活動量が圧倒的に違います。
出世を目指すサラリーマンと現状維持でよいと思っているサラリーマンのようなモノです。
ここでは多くのプロジェクトが1年契約なので、1年間を考えた時のスケジュールを見ていきますね。
それでは本編をお楽しみください。
目次
転籍を目指すコントラクトMRの年間のスケジュールを考えてみる
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実体験なので、ハッキリ言えます。
赴任して4~5か月までが派遣先への転籍ができるのかどうかの分かれ道です。
なぜなら多くの場合、下記スケジュールで進んでいくからです。
12か月目→転籍手続き
11か月目→正式に決まる
10か月目→人事(本社)のチェック
9か月→支店長からの推薦
8か月→支店長根回し活動。所長からの推薦
7か月目→支店長のチェック・所長の根回し活動
6か月目→所長の根回し活動
5か月目→所長の根回し活動開始
4か月目→所長がコントラクトMRの仕事を認める
3か月目→所長との同行2回目
2か月目→所長との初同行
1ヶ月目→導入研修と引継ぎ
転籍を希望しても、急に決まるハズがありません。
徐々に足を固めながら、確実に転籍を目指すスタイルが基本です。
その分かれ道が4~5か月目となります。
なぜ4~5か月目がコントラクトMRの転籍の分かれ道なのか?
転籍のためには必ず必要になるのが「上司の推薦」です。
コイツは絶対、競合他社に行ってほしくない!
コイツを離してしまうと会社にとって大打撃だ!
コイツもウチの会社に入りたがっている!
このように派遣先の上司から思われる存在になる必要があります。
そう思ってから上司は転籍の活動を始めてくれます。
転籍には色々な部署を通し、いろんな人のチェックが入ります。
評価する人に、コイツは手放したくない!と思われる存在になる必要があります。
もっとも重要なのは派遣先の上司、支店長のチェックだと思われますが…(←ココはたぶんです)
それを考えた時、逆算すると配属されて4~5か月目くらいには動き始めてくれないと厳しいです。
当然、そのためにはそれまでの活動が重要になってきます。
配属4か月までの活動を確認してみましょう。
入社1か月目:導入研修と引継ぎ
この月は自分一人での活動は無理と考えましょう。
ただ無理と受け身の姿勢で待っていてはいけません!
1人で回り始めた時に、上司にコイツ違うな!と思われるように活動する下準備はできます。
具体的には記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。
入社2か月目:所長との初同行
得意先は1~2回程度しか訪問できていませんが、所長との同行が基本的には組まれます。
転籍をするためには、所長に評価してもらい、支店長や人事への申請・根回しをしてもらう必要があります。
そのため良いところを見せようと張り切る人もいるかもしれませんが…
そんな事は所長は期待していません(そのようにフィードバックをもらいました)
あくまでもしっかり働ける環境なのか、1カ月働いてみてどうだったのか?
環境に馴染めているのかを見るのが主な狙いです。
いきなり処方をガンガン取ってこい!!そんな同行ではありませんので、凄く楽しく働かせてもらってます!と元気に答えましょう。
入社3か月目:所長との同行2回目
転籍を目指すのであれば、話し込める先を数件つくっておきたいです。
もっと直接的に言えば、数字が伸びそうな先です。
その得意先が、市場規模が大きければ最高ですが、小さい先でも成果を残すことは大切です。
最終的な支店長・上司からの推薦をもらうためには、それなりの理由が必要になります。
1番分かりやすい(=納得しやすい)理由は、数字を伸ばしたかどうかです。
入社4か月目:所長がコントラクトMRの仕事を認める
大小関わらず、数字が伸びれば最高です。
先生の口から〇〇の製品を最近使ってますよ!の言葉を同行時にあって実際数字が伸びていれば文句の付けようがありません。
もしくは難航大口先の先生が崩れそうな雰囲気(抽象的ですいません…)
配属して4か月目でこんな雰囲気に得意先を仕上げていればOKです。
間違いなく上司からは「コイツは今までのコントラクトMRとちょっと違うな…」こんな印象を持たれれば最高です。
どこの組織でも3か月はガムシャラに働け!と言われるのはサラリーマンとして本質
前の会社で環境が変わった時、3か月はガムシャラに働けと先輩MRに教えてもらいました。(今は支店長をされています!)
環境が変わるのは、転勤・転職・上司の入れ替えなど色々なケースがあります。
環境が変わる時=評価する人が変わることを意味しており、前任者からの引継ぎがあると言えど、評価はリセットされます。
そして新しい評価者が評価する期間は3か月と一般的に言われています。
今回は4~5ヶ月ですが、入社1ヶ月目は導入研修や引継ぎで働けません。
2か月目から1人で働くとして考えた時、3か月です。
この3か月はとにかく回って、数字が出そうな得意先を探しまくります。
その時、得意先を見る視点として重要な考え方は以下の通りです。
広大なエリアを担当してた時に感じたこと
・短期的(3ヶ月以内)に数字を伸ばす施設
・中期的(1年以内)に数字を伸ばす施設
・長期的(1年以上)に数字を伸ばす施設を分けて攻略していくのが大切
— ともちん (@yutomr55) August 1, 2019
入社4か月目の同行時にエリアのプランを上司に伝えれば+αかもしれませんね。
▼医院は中期的に数字を伸ばす施設です。理由は……
◆クリニックは長期的に数字を伸ばす施設です。理由は……
ただ注意しないといけないのは、あなたは正社員じゃありません。
短期的に数字がのびる施設なのにあなたの判断で中期的なビジョンに置かないように!
全施設短期的に伸びる施設と考えてガンガン活動をするのが基本的な姿勢ですよ。
結論:入社4~5か月間は1番大切な時期かもしれない
以上の理由から、コントラクトMRから正社員を目指すMRにとって、入社4~5か月間は凄く重要期間です。
この期間に上司に認めてもらう必要があります。
時には同僚からのサポートも必要かもしれません。
そのためには、まずコイツと一緒に働きたいなと思ってもらわないと始まりません。
実は今、ガンガン活動していますが、前の会社以上に愛着がわき始めています。
色々な人のサポートがあって、本当に助けてもらってるからです。
多分、転籍できたら覚悟の決まっているから相当働くだろうなぁ~。
これは独り言ですが、、、
とにかく入社4~5か月までが大切な期間なので、より意識してガンガン数字を伸ばしましょう!