コントラクトMRの志望動機を現役社員が考えてみた【例文あり】
こんにちは、ユウトです。
10年以上、製薬会社のMRとして働いています。
10年以上のMRとして働いていいますので、プライマリー疾患や希少疾病などの幅広い疾患を経験しました。
そして、僕は特殊な経歴を歩んでいます。
30代でありながら、正社員MRからコントラクトMRに転職をしたからです。
そのため、異業種や後発品MRの転職者から志望動機を相談されることも多くなりました。
今回、「コントラクトMRの志望動機」をパターン別にまとめてみました。
正社員もコントラクトMRとしても経験しているので、現場の意見として参考にして貰えれば嬉しいです。
それでは本編をお楽しみください。
コントラクトMRの志望動機を現役社員が考えてみた
志望動機は、前職によって3パターンに分けられます。
❷後発品MR
❸先発MR
パターン毎に考えていきましょう。
❶MR未経験のケース
コントラクトMRに転職したい多くの未経験MRは、他業界の営業職でしょう。
おそらく、経理畑から製薬会社の営業職に転職する人は、まずいないでしょう…(と仮定します)
そして転職する本音はMRの給料と直行直帰に憧れて志望する人が多いと思います。
だからこそ志望動機で悩むのかと…
MR未経験の人は「医薬品業界」という特殊な営業について考えていくとスムーズです。
医薬品業界の営業であるMRは以下の通り特殊な仕事です。
【他業界と比べて、MRが特殊な部分】
・価格交渉をしない(←したらダメ)
・自分より知識がある医師を顧客とする(←教えてもらう事が大半)
・命に関わる医薬品を取り扱う(←売りを優先し過ぎると、健康に被害が及ぶ可能性がある)
・薬剤は生活必需品である(←お金以上の価値がある)
・公的資金が支えている(←国民皆保険の制度が素晴らしい)
以上の事を踏まえ、自分身の回りの健康のエピソードを交えつつ、考えていけばOKですね。
【例文:MR未経験がコントラクトMRを目指す志望理由】
私が、MRを志望する理由は、人々の健康に携わる仕事をする事が長年の夢だったからです。
(下記のような、健康エピソードを挿入)
救急車で運ばれた病院の医師からは「もしかしたら助からないかも…」と言われ、生まれて初めて死を意識する事になりました。
祖母は医師の懸命な処置のお陰で、回復し、趣味のガーデニングができるまでになりました。
退院する際に、医師にお礼を伝えると、倒れた後の処置が良く、薬剤の効果を最大限発揮できる環境だったを教えてもらいました。
その時に、いつか医療業界で働いてみたい。
そんな気持ちを抱いていました。
そして昨年、その祖母が亡くなり、このエピソードを思い返しました。
私も30歳になり、このまま同じ仕事をしていて良いのか…
そんな気持ちになり、今までの経験(営業)を活かしながら医療貢献できないかと考えていたところ、MRという職種にたどり着きました。
コントラクトMRはメーカーMRと違い、色々な領域を経験でき、短期間で多くの経験できると聞きました。
多くの経験は、自分の武器になると感じています。
ですので、コントラクトMRを志望致しました。
❷後発品MRのケース
次に後発品MRが先発メーカーのMRになりたくて、コントラクトMRを志望する人が多いのです。
ですので、その理由を考えていきます。
後発品MRと先発品MRについて簡単に比較してみました。
・先発は医師、後発は薬剤師をメインに訪問する
・後発品MRは欠品を経験したことが多い
・後発品MRは最終的に値引き率の差になってしまう
・担当エリアが広すぎる
上記ポイントだとCSOに入社しても先発医薬品を扱わない場合もあるよ?などの質問も想定されますが、先発医薬品を担当したいことを強くアピールしましょう!
なぜなら後発品MR→コントラクトMR(後発品)であれば、転職する意味はありません…
私は、コントラクトMRで先発の経験を積み、転職・転籍を目指すのが経済的に豊かになる王道と考えていますし、その道を強くおススメしています。
【例文:後発品MRがコントラクトMRを目指す志望理由】
私、先発医薬品を取り扱いたくコントラクトMRを志望しております。
数年間、後発品MRとして働いてきました。
薬剤師や医師と関係を強化し、定期的に薬剤の製品情報を提供する事で良好な関係を築けています。
顧客も私の情報提供に満足をしております。
しかし、商品を採用してくれませんでした。
理由は値引き率です。
そこで感じたのは、後発品は安定供給と価格で決まる部分が多く、個人の営業力以上に会社努力が処方に繋がります。
そんな時、後発品MRとして、モチベーションが下がってしまい、残念な気持ちになりました。
しっかり適正な情報提供を行い、薬剤や私を評価してくれて処方に至る先発MRに興味を持ちました。
さらにコントラクトMRは先発メーカーMRと違い、多くの先発メーカーで経験ができます。
会社によって風土も違い、このようにコントラクトでした経験できない事があると考えています。
またCSOはコントラクトMRの業務だけでなく医薬業界に幅広く貢献しており、今後のキャリアを考えた時も魅力的なので志望致しました。
❸先発MRのケース
昨今の製薬業界は、早期退職が頻繁に起こり再編が起こっています。
このまま同じ会社で、同じ業界に長年勤められるのか、不安です。
それを示すのが、製薬会社の業務が外注されているという事です。
一番わかりやすいのが開発業務です。
この流れはMRにも押し寄せています。
つまり今後、製薬会社で生き残るにはコントラクトMRが魅力的になってくると予想しています。
さらにCSOはMR業務だけでなく開発業務など幅広い業務を請け負っており、今後のキャリアを考えた時、非常に魅力な会社です。
ですので、御社を希望しました。
まとめ
コントラクトMRを目指す多くの人を想定して3パターンで書いてみました。
正直、先発メーカーからのコントラクトMRは難易度が低いでしょう。
理由は、MR認定資格があり、難易度の高いプロジェクトも任せられる人材であるからです。
逆に一番難しいのは、MR未経験者です。
MR認定試験を持っていないので、認定試験を取得する事から始めなければいけません…
しかしながら、営業の経験はあるので、MRには経験した事のない営業力があるでしょう。
その魅力を面接官に伝え、MRとして働いている姿を想像できれば、間違いなくコントラクトMRとして働くことができます。
前職で、未経験から支店長まで10年で上り詰めた人を知っています。
そして今、コントラクトMRは頭カウントが足りていません…
どのCSOも紹介制度を使いながら、優秀な営業マンを入社させています。
僕の同期にも多くの未経験者がいました。
彼らが実際利用した転職サイトを聞いて記事としてまとめてみましたので、こちらも参考にしてみてください。
関連記事:本当に役立った未経験からMRになるための転職サイト【25人超の経験者にインタビュー】
最後までありがとうございました。