とっておきの対処法!プライマリーMRの仕事がつまらないと感じたときに一度ご一読を、、、
「プライマリーMRになって2年が経ちました。。。
仕事は慣れてきたんですが、どうしてもプライマリーMRの仕事がツラいです。。。
そんな時どうしたらいいんでしょうか?」
僕もプライマリーMRを経験した事があります。
今でも会社のプライマリー領域のMRを見るとしんどそうだな。。。戻りたくないな。。。と思ってしまいます。
おっちゃんほどプライマリーMRを好み、若いorオンコ・スペシャリティ経験者ほどつまらないと思う傾向があります。
もちろん全ての人に当てはまらない事は重々承知しています。
なぜつまらないと感じるのか、つまらない時どうしたらいいのか?を僕の経験に基づいて書いていきます。
どうぞプライマリーMRの方はご参考にしていただければ幸いです。
目次
プライマリーMRがつまらないと感じる5つの瞬間
以前はプライマリーMR最強時代がありました。
15年ほど前の事ですね。
ちょうど「千と千尋の神隠し」「朝青龍が横綱に」「世界に一つだけの花(SMAP)がダブルミリオン達成」「iPodが大ヒット」の年です。
ちょっとこの前、、と思う方もいますが、この15年で時代は大きく変化してきました。(そりゃそうですよね。30歳の人は中3(15歳)です。。。)
ただ医療業界は、この2~3年の変化が激しいですが、それでもプライマリーMRの働き方に変化がありません。
むしろコンプライアンスの規制が厳しく、なかなか思い通りに仕事がしにくくなっています。
その点では凄く特殊な仕事で、その特殊を感じないのもこのプライマリー業界の特長と他社プライマリーMRと話していても感じます。
プライマリーMRのつまらない最大の理由は「時代の変化についていけていない事」です。
実際の例がこの5つで、これがプライマリーMRをつまらなくしている原因だともいえます。
勉強しても発揮する場所がない
詰めの作業
意味のない作業(KPI、毎月の見込みの差)
期待の新薬がない
人間関係に頼った処方依頼に限界がきている
プライマリーMR全盛期は、人間関係で処方を出していました。
接待、講演会、謝礼金(講演費、PMS)、寄付金など、会社側もそれだけの覚悟・用意がありました。
ディオバン事件やCASE-J事件を境に製薬業界全体の規制が厳しくなり、今ではほとんどできません。
それは人間関係に頼った処方依頼ができない事を意味しています。
その結果、医師の約65%はMRのディテーリングが処方に影響を与えないといったデータも出てきました。
詳細な中身が発表されていませんが、この65%の医師はプライマリー医師が大半を占めているんじゃないかと現場での肌感覚で感じます。
特に都会のプライマリー医師です。
都会の基幹病院では訪問規制がガチガチになり、都会のプライマリーMRは電車で通勤する医師に偶然を装い面会するなど、一歩間違えれば通報されるレベルまで追い込まれています。
そしてここにきて、クリニックも訪問規制を設ける流れがあります。
注目して欲しいのが、訪問規制の事実でなく、その経緯・理由です。
僕も土日にくる聖書をもった怪しい営業マンとの会話ほど時間の無駄を感じることはありません。
結局「Time is money」なんです。
以前は先生側にも、製薬会社と付き合うと謝金や接待などのメリットがありましたが、もうありません。
今の時代、クスリの情報提供で勝負するしかないんです。
プライマリー製品を勉強しても発揮する場所が少ない
クスリの情報提供を密にしようと思って文献を読み込みます。
読み込んだ文献を情報提供、、、、文献によってはコンプライアンス違反です。
仮にコンプライアンス違反でない文献を持っていきます。
MR「先生、弊社製品でこういったデータがございまして、、、」
医師「へぇーそうなんだ」
MR「さらにサブ解析で、、、、」
医師「ふーん。すごいね~」
MR「こんな患者さんに適しています」
医師「分かった!今度着たら使っておくよ」
MRは、満足して帰りますが、先生の内心は、よく勉強しているのは分かるけど、そんなに細かく患者さん見ないし、、、
だから開業医では利便性が高い薬が求められます。
勉強は無駄ではありませんが、プライマリーMRにとって勉強した知識を十二分に発揮する環境は整っていない気がします。
患者さんや医学に貢献したい!と思い、勉強している若手MRは、本当にかわいそうです。
MR=製薬会社の営業マンの宿命、、、詰めの作業
数か月に1回詰めの作業があります。
この詰めの作業がプライマリーMRのつまらないと思う原因にもなっています。
なぜなら、意味のない事だと理解・実感しているからです。
会社の幹部だけが詰めることで数字が延びると信じています。もしくは自分の保身のためにMRに詰めさせています。
これは理解ある幹部の方から聞いたのですが、
「詰めの作業をMRがしていると知って驚いた!MSが全て主導で行っていると聞いていた。。。
これからは数字の詰めはやらないと決めたよ!」
MRが詰めの作業をしていることを幹部は2018年に知ったんです。
僕が入社した10年以上前からMRが数字を詰めていましたよ。。。。
だけど、、、、プライマリー領域は今でも決算月には詰めの指示がきています。
あの時の今後詰めない宣言は、、どこへ行ったのやら、、、笑)
結局、会社は1人の力では変わりません。。
プライマリーMRは意味のない作業がオンパレード(KPI、毎月の見込み)
詰めの作業も意味のない作業で、それが仕事をつまらなくしていると書きましたが、プライマリーMRは意味のない仕事が多いです。
毎日何人と面会した?
会社のメッセージを伝えた?
今月の数字の見込みはいくら?
先月の見込みとの差が多かったのは〇〇さん、なんでですか?
なぜか社内で頻繁に飲みに行く
本当に意味のない作業が多いです。
プライマリーMRの方はご自身の会社の仕事内容の1つ1つを1度振り返ってみてください。
意味のない事が多すぎることに気付き、それがやる気を削いでいることに気付くと思います。
残念ながらプライマリー領域に期待の新薬がない
グローバルホームページをチェックしたら、プライマリー領域ではノバルティスだけ優秀でした。
業界的にプライマリー製品は期待の新薬が乏しいのが現実です。
かつてのプライマリー全盛期時代はパイプラインとコンプライアンスの両面から絶対に訪れない事実です。
ただ一般的におっさんMRはプライマリーMRを好む傾向があります。
おっさんMRがプライマリーを好む理由
その理由はおっさんMRの特長を考えれば納得できます。
おっさんの特長として、次の4つが挙げられます。
会社に文句を言うわりに働かない
自分のゴール(定年退職)しか考えていない
変化が苦手
おっさんMRのあるあるじゃないでしょうか。
今まで培ってきた経験を基に働けて、単純作業を繰り返して給料がもらえるプライマリー領域は楽園のような居心地でしょうね。
逆転の発想で、プライマリーMRは考え方によってはラクです!
若手MRの君に届けたい!プライマリーMRの仕事がつまならいと感じた時の対処法
おっさんMRはいいんです、あと数年しか働かないんで、、、、
けど20代、30代の人はあと30~40年働かなければなりません。
そもそも僕たちに年金なんてあるんでしょうか?
生涯働かなければならないかもしれません。
そんな時に、、、、この仕事を続けられますか?
この15年で時代は変わりました、だけどプライマリーMRの仕事内容は何も変わっていません。
強いものが生き残るのでなく、
最も賢いものが生き残るわけでもない。
唯一生き残るのは、変化できるものである。
(チャールズ・ダーウィン)
あまりにも有名な言葉ですが、今のプライマリーMRに向けて言われているような言葉に聞こえます。
会社のプライマリーMRの働き方の変革を待っていても共倒れになる可能性が強いです。
そこでおススメしたのが希少疾病への転職です。
プライマリーで感じるようなつまらない仕事はほぼありません。合理的ですし、プライマリーMRの仕事から変化しています。
詰めはありません(正確には自分判断で詰める時もあります)、KPIもそこまでうるさくありません、アポイントも比較的取りやすいです。
なんなら無意味な朝の卸訪問なんてしません!
自分の軸で仕事を進められるメリットがあります。
オンコロジーは既に人数・製品が飽和しようとしている状態で、プライマリー化する恐れがあります(例:オプジーボVSキイトルーダVSテセントリク)
先ほどのダーウィンの言葉でまとめるとこんな感じです。
プライマリーMRが生き残るのでなく、
オンコロジーMRが生き残るわけでもない。
唯一生き残るのは、変化した希少疾病MRである。
希少疾病への転職は人数が少ないのが現状です。
僕がおススメしているのはビズリーチです。
今までの転職サイトにはない、めちゃくちゃ画期的なシステムで、満足の結果です。
関連記事として情報収集目的でビズリーチに登録した経験談のリンクを付けておきますね。