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コントラクトMRの将来性について大手外資系製薬会社の人事部長に聞いてみたよ。アメリカの現状と比較!

こんにちは、ユウトです。

アメリカで流行っていることが、10年後日本でも流行るとよく聞きます。

 

MR業界も同じことが言えるのかは…それは分かりません。

そこには国別の価値観や医療制度、考え方がありますし…

ただ1つ言えるのは、外資系企業は間違いなく本国で導入しているモデルケースを全世界で展開しようと考えるはずです。

そして、それが成功すれば内資系企業も真似をする。

 

まさに営業所を統廃合し、内資系企業に直行直帰の文化などを根付かせるのは、いい例ではないかと思います。

 

少し話は変わりますが、会社にとって一番追求しなければいけないものは株主への還元です。

社長は社員が一番と言いますが、株式会社の構造的に株主へ還元を第一に考えなければいけません。

つまり配当の増配、そのためには是が非でも毎年利益を出し続けなければいけません。

働いている社員としては悲しいですが、これが現実。

 

社会(株式会社)の掟とでも言っておきましょうか。。。

そのことを念頭において本編を読み進めてもらえれば嬉しいです。

 

コントラクトMRの将来性について人事部長に聞いてみたよ。

人事部長「増える可能性は大きいです。それも大きな確率で…」

なぜなら、アメリカ市場の正社員MRが減少し、コントラクトMRは増え続けているからです。

日本のコントラクトMRの役割も今後変化していくでしょう。

 

アメリカのコントラクトMRの現状と将来性

資料が見つかればアップデートしますが、ココでは口頭できたことを共有させて頂きますので、参考資料はありません。

 

アメリカのコントラクトMRを含むMRはピーク時で何人いたかご存知でしょうか?

 

およそ12万人です。

 

そして現在、アメリカのMRの人数は6万人。

2010年頃からMR減少は止まり、現在は6万人を安定して推移しています。

それまでは激減していました(まさに今の日本のMR市場)

 

それに比べ、日本のMR数は6万3,000人。

アメリカとほぼ同じか少し多いのが現状です。

 

アメリカの市場は日本の4倍あります。

 

もうお判りでしょうか?

市場が4倍もあるのに、MR数は同じです。

普通に考えるならMR数も1/4になりますよね。

 

アメリカの正社員MRは減少しました。

一方、コントラクトMRは増え続け、2017年度時点で全体の10%超になったと聞きます。

つまり、6,000人以上です。

日本は3,300人程度ですので、コントラクトMRの需要は、およそ2倍です。

この傾向は益々加速しており、コントラクトMRの存在感が増していると聞きます。

 

日本のコントラクトMRの現状と将来性

だけど日本市場において、急にMR数を1/4にする事は困難です。

日本独特の雇用制度が根付いている為、社員を不当に解雇することはできないからです。

一度増やした社員を減らすのには長い年月が必要です。

 

そのため、日本の環境下でMR数を減らす手立ては早期退職しかなく、各社実施しています。

 

MSDやエーザイ、大正富山、ノバルティスの早期退職も想定以上に辞めたと噂で聞きます。

その後にコントラクトMRを雇用しているので、想定以上だった噂は本当かもしれませんね。

 

このように正社員MRが減少していけば、一時的に需要がうまれどんどん雇用が生まれていきます。

後は新薬が発売になるタイミングであれば、MRの需要がうまれ、コントラクトMRで一時的に埋めることもあるでしょう。

 

コントラクトMRの考え方がアメリカと日本では違う

コントラクトMRの人数は、アメリカでは増えて、日本では横ばいになっています。

今後、日本市場でアメリカのように増える可能性が大きくあります。

理由は企業は利益を追求しなければならないからです。

 

日本のコントラクトMRの位置づけは穴埋めです。

社員が産休に入った、早期退職で社員が辞め過ぎた…こんな状況を無くすために数か月でも良いので、コントラクトMRを雇います。

 

アメリカは違います。

〇〇の製品のプロモーションを全てCSO会社に委託します。

報酬は成果主義です。

この売上まで到達すれば、報酬は売上の50%と決めて活動します。

握った売上に到達しなければ、報酬率は40%、30%…など減っていきます。

一方、予想以上に売れれば、60%、70%…と増加していきます。

 

製薬会社からすれば利益が容易に考えられるのがメリットで、ビジネスモデルが確立しつつあります。

万が一、気に入らなければCSOの会社を変えたり、自社販売に戻せばよい話ですからね。

何より株主に対して利益を確保することが最大のメリットです。

 

アメリカで確立している考え方を日本CSO会社の幹部は製薬会社に持ち掛けている噂があります。

おそらく外資が導入し、利益がある程度確保できるなら内資も追随していくのではと予想しています。

そうなれば、正社員MRをどんどん削り、責任者だけ正社員でMRはコントラクトMRといわれる時代も満更ではないと思います。

 

あくまでも人事部長の話を元に予想しただけなので、日本市場がこのように変化するかは誰にも分かりません。

 

ただ新薬の開発が難しくなっている現状があるので、製薬会社は正社員だけでなく契約社員を増やす可能性は大きいです。

 

こんな事を思いながら、時代の流れを読んでMRを楽しんでいきたいですね。

 

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ユウト

ユウト

大手外資系製薬会社に10年超→コントラクトMRに転職したユウトです。
妻子ありの地方在住MRです。
僕自身が小児喘息で、それがキッカケで薬の世界に入りました。
趣味はMR、資産形成(お金の殖やす方法)、マイルで家族旅行です。
何か記事で気になることがあれば、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。(お答えできる範囲でご返信させて頂きます。)
連絡先:yuto.mr55@gmail.com
Twitter:https://twitter.com/yutomr55

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