年収300万の20代の転職話。5年後に700万なった話【結論:チャンスは動いた人だけに訪れる】
こんにちは、ユウトです。
本文を読む前に一度思い浮かべてみてください。
最高の職場とは、どんな職場ですか?
僕は、製薬会社の営業職(=MR)をしています。
長年、外資系企業でMRとして働いたのちに、コントラクトMRになりました。
言い方はカッコ良いですが、コントラクトMRとはMRの派遣です。
MRは高収入の職業として、有名転職サイトでも個別で取り上げられる代表格になりました。
実際、僕も外資系企業に勤めていた時は、手当を含めると年収1,000万円を超えていたので、高収入は肌で感じていました。
さらに直行直帰の文化が根付いていますので、時間管理は自己責任です。
関連記事:とにかく製薬会社・MRの年収が凄すぎる!新卒から1000万円までの生データを公開中
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そんな僕が年収を下げてまで、MR▶コントラクトMRになった理由の1つに、
やる気はあるけど、環境が原因で年収が伸びない人にチャレンジして欲しい職種と本気で思っているからです。
いきなり正社員としてMRで働くのは非常に難しく(MRには、任意の認定制度がある為)いったんコントラクトMRになってから正社員になるパターンしかありません。
そのパターンも2通りあります。
②転職活動をして、正社員MR
①のパターンは、僕自身が現在進行中です。
今日、取り上げたいのは②のパターンです。
この方法で、転職をした佐野さん(仮名)にインタビューをしてきました。
佐野さんは、同じ会社のコントラクトMRとして働いていた方です。
それでは、本編をお楽しみください。
年収300万の20代が、5年後に700万なった佐野さん
ここから先は佐野さんに自己紹介から前職の苦悩、転職しようと思ったキッカケ、現在の状況を書いてもらいました。
新入社員で、国内ディーラーの営業として数年働いていました。
特に就職に拘りはなく、唯一の希望は、大学まで地元で過ごしたので、就職もそのまま地元を希望するくらいです。
国内ディーラーや地元企業からも内定をもらいましたが、車も好きだったから、ディーラーの仕事を選びました。
数年働き、妻と結婚し、子どもの出産がありました。
それまでは漠然と働いていましたが、ライフイベントを迎えると一気に将来の不安が出てきました……
一番の不安が「お金」です。
国内ディーラーの先輩に話を聞くたびに、夢がなく、自分もそんな生活を送るのを考えるとゾッとしました。
子どもの習い事や養育費、住宅ローンなど……
これから多額のお金がかかることに不安を感じました。
この時、私の年収は300万円ほどでした。
さらには勤務日も問題です。
ディーラーは、土日は休みづらく、水曜日と平日の1日を休みます。
子どもが小さいうちは良いのですが、小学校に行き始めると、旅行も存分に行けません。
旅行でなくても、土日が仕事の場合、遊ぶ時間も極端に減ってしまいます…
先輩の話を聞く度に、こんな人生で良いのかな…と感じ、転職活動を始め、MRという職種に興味を持ちました。
幸いにも妻が医療関係者であった為、MRの仕事内容を各方面から知ることができました。
未経験からMRになる不安はありましたが、それ以上にこれまでの生活を過ごしても何も変わりませんし、何より子どもが成長するまでに土日休みの仕事に就きたいと考えていました。
しかしながら、MRの求人に書いている「MR認定資格保有」の壁が大きく立ちはだかります。
MRは独自の認定資格があり、中途採用のほぼ100%がこの認定資格の保有が必要になります。
未経験でもMRになるための方法を探っていたら、コントラクトMRがあり、転職しました。
幸いにも20代で若いので何があってもやり直せる!と妻も後押ししてくれました。
当時は、不安だらけでしたが、振り返ると後押ししてくれた妻にすごく感謝しています。
私は、コントラクトMRとして約5年間在籍していました。
在籍1年目で、MR認定に合格し、MR認定資格を保有することができました。
早く正社員MRとして、製薬会社に入りたかったのですが、なかなか転籍のチャンスがありませんでした…
早く正社員として雇用されたかったので、自ら転職活動を始める事にしました。
通常、コントラクトMRが正社員MRとして応募できませんが、コントラクトMRを3年以上続けていると、応募条件に入ってきます。
コントラクトMRで「MR認定資格」も保有してます!
そして、正社員として年収700万円+福利厚生で入社することが決まりました。
コントラクトMRとして働き始めて、約5年です。
今の生活は凄く充実しています。
お金に対するストレスもなく、土日も休みです。
家族と楽しく過ごせています。
国内ディーラーに勤めていた頃の自分には想像できない生活を送れています。
正直、MRに転職しようと思って、MR認定資格が無いとMRになれない事に苛立ちを感じました。
国内ディーラーで、営業数字は残していた自負があり、数字を残す自信はありました。
(医薬品の独特のルールに、一時は苦労はしましたが…)
任意の認定資格だから、関係なく採用して欲しい!
焦っていたこともあり、そんな気持ちもありました。
今感じるのは、このMR認定資格がある事で、転職を諦めている人も多いのでは…と思います。
私の出身大学はFランですし、お世辞でも頭が良いとは言えません…
そんな私が合格できたMR認定試験なので、頑張れば、誰でも合格できます。
逆に、厳しい事を言うかもしれませんが、これくらい頑張れないとMRとしての仕事も厳しいです。
ただし乗り越えて、正社員MRになった時は、最高の人生の始まりと思っても良いくらい楽しいです!
お金と時間の余裕が生まれ、どんどん人生が楽しくなっていきます。
こんな私のメッセージを、最後まで読んで頂きありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?
佐野さんとは、コントラクトMRの選抜研修で一緒になり、転籍を望む同志として意気投合し色々と話をさせて頂きました。
佐野さんとの出会いの研修の記事:入社7か月目のコントラクトMRがCSO選抜研修に選ばれる!参加してみた感想を素直に書いてみた
転籍に関しては、評価されていた派遣先の製薬会社の事情でプロジェクトが途中終了したり…
凄く苦労されていました。
しかし、今回、自ら転職という形で正社員MRとして働くことが決まりました。
数字は残されていたので、腐らず淡々とMR活動していた結果です。
佐野さんは、間違いなく応援したい1人です。
新薬上市・新規適応追加はMR需要増
佐野さんの例のように、コントラクトMRの経験だけでも正社員MRに転職できる案件が出てきています。
ここからは予想ですが、早期退職の影響でMRが予想以上に減り、新薬の上市や適応拡大のタイミングで、MRが必要になった場合だと思います。
実際、2019年年末にベーリンガーとノボノルディスクのMR採用のハードルがかなり低くなりました。
両社とも、新薬の適応追加。新薬の上市が予想されています。
ここでコントラクトMRを採用する会社と正社員MRを雇用する会社に分かれます。
どちらが優先されるのかは、予算の問題や営業本部の考え方が大きく影響されていると思われます。
今後も同じようなタイミングでMRの需要が増えるケースは間違いなくあります。
某大手製薬会社も新薬の為に新規部署を立ち上げる話を聞きましたし…(もちろんコントラクトMRも可)
最後に
今回、インタビューを受けて頂いた佐野さんのようにコントラクトMRはモチベーションが高い人が多いです。
転職して、本当に驚かされました。
しかしながら、後発品MRや未経験の人が多く、先発メーカーのプロジェクトに参加した際、数年間は慣れない環境に苦労しているな…と思うことがよくあります。
そのような独特の環境下ですが、何とか成果(数字)を上げた人は、ご褒美として転籍などで正社員MRになります。
独特であるからこそ、正しい方法で行動した人だけが、このチャンスを手に入れることができます。
コントラクトMRに興味がある人は、僕が実際、未経験や後発品MRの人たちに聞いた転職サイトで一度チャレンジしてみるのをおススメします。
関連記事:本当に役立った未経験からMRになるための転職サイト【25人超の経験者にインタビュー】
その後は、このブログを参考に独特の環境下に慣れ、一緒に正社員MRを目指しましょう!