実はコントラクトMRの将来性は無限大?真剣に価値を考えたことがありますか?僕がビズリーチの担当者を通じて感じた事
一部の企業を除いて、MRの将来が厳しい…だれもが思っている事です。
じゃあ何か行動を起こしていますか?
この質問をして、将来をしっかり語れるMRに今まで数人しか会ったことがありません…
考えていない人に対して、自分の人生をもっと真剣に考えようよ~と心の中で叫びつつ、そんな僕も1年前までは同じ立場でした…
変わったキッカケは、情報を発信する立場になった事です。
本当に毎日が面白いし、MR活動にも凄く役に立っています。
少し話が逸れましたが、将来を語った人の中に、薬局を経営しようとしている人がいます。
そのために来年、地元に戻るそうです。
今から薬局って大丈夫?と思われる方もいるかもしれません。
だけども、僕はその覚悟を応援したいし、うまくいって欲しいなと本気で思っています。
ただ、いきなり地元に戻って薬局はリスクが高いらしく、コントラクトMRとして2年働いてから独立する覚悟のようです。
詳細は言えませんが、そのための入念なプランが凄かった…世の中にはすげぇ~~ヤツがいるもんだ!
同じ時期にハイクラス専門の転職サイトで有名なビズリーチの担当者とも話していて、最近、業界内の将来性に見切りをつけて、地元に腰掛けコントラクトMRとして帰っている人が多いらしいです。
コントラクトMRといっても、他の業界と比べると給料も良いですし、、、
そんな目線でコントラクトMRを考えたことがなかったので、情報が開示できる範囲で紹介していきたいと思います。
こう考えれば、コントラクトMRもアリかもしれませんね。
ではサクッといきましょう!
コントラクトMRの実情
コントラクトMRの基本的な流れは以下の通りです。
プロジェクトと呼ばれる製薬メーカーからの案件がCSOに入ります。
自分が希望している案件と合致すると紹介され、承認すれば派遣されます。
マッチングが成立すれば、晴れてコントラクトMRとして現場に出れます。
今までは、コントラクトMRを希望する人は、勤務地を固定したい事がほとんどです。
希望する人は、
・親の介護の関係で…どうしても地元に戻りたかった…
・結婚を機に地元に戻ります。今までの経験を活かしながら働きたいと思う新薬メーカーの主婦MR
こんな感じですね。
ちなみに新薬メーカーでも女性MRは好待遇されると言われていますが、コントラクトMRの業界も同じようです。
以前に「給料減らしても、週3で働けるMRないかな…」とツイッターで呟きました。
それが、、なんと!!、、あったんです!!
週3でMRの案件が…
ビズリーチの担当者に興奮して詳細を聞いてみると「必須条件=女性」でした…
あんた、僕が男性な事知ってるのに…なぜ出した…その案件…寸止めされてる気持ちです。
まぁ~そんな事も思いつつ、やっぱりあるんだ。
「週3MR案件」
今後、時代に雇用体系が追いついていけば男性も週3MRはマジであり得そうです。
給料は3/5になるかもしれませんが、当然副業OKで!
そうなるとMRの働き方も、さらに多様化してくるかもしれないと可能性を感じました。
このようにある程度幅を利かせた案件が出没する理由として、コントラクトMRの人数が増えてきたのが原因だと言われています。
それは早期退職で迷ったMRがコントラクトMRとして契約するケース。
腰掛けコントラクトMRの増加が主な理由として考えられます。
コントラクトMRの現状はこのような感じです。
コントラクトMRが製薬業界でしたかったこと
数年前までは、コントラクトMRを希望する人は少なかったです。
コントラクトMRの最大の魅力は勤務地が限定して採用してもらえる。
これだけです。
しかし、勤務地に関しても日本MSDが地域限定MRに取り組んでから、各製薬会社が本格的に取り入れているので、コントラクトMRの魅力が薄れつつありました。
ただ先ほど現状をお伝えさせて頂きましたが、各社の早期退職や腰掛けコントラクトMRの増加で人数が増えてきています。
そのためCSOが製薬業界でやりたかった長年の夢が叶うかもしれません。
それは
・長期収載品専門MR
・新薬発売時のみの上市専門MR
です。
長期収載品専門MRの誕生
CSO業界に長年流れている噂は長期収載品を新薬製薬会社から販売権利を買い、伸ばした売上分を報酬としてもらうビジネスです。
新薬メーカーにとっては新薬に注力したいので、長期収載品はデメリットです。
実際MRとして働いていても、評価にならない品目の患者さん向け指導せんの問合せを頻繁に受けたりして、面倒くさいと思ったことはありませんか?
その役をコントラクトMRが引き受けるようなイメージです。
両社にとってWIN-WINの関係になるので、人の数の問題さえ解決できれば、動いていくんじゃないかと言われています。
新薬発売の時にのみ採用
もう1つ業界内でしたい事があります。
それが、新薬の発売時のみ採用されて働くケースです。
薬の売上の推移は正直、発売後2年で決まります。
チャンスは発売時と長期処方のタイミングしかないと言っても過言ではないでしょう。
これは僕の経験則によるものと会社幹部がいっていたことを合わせて言っています。
特に業界のルールが厳しくなってきたので、より鮮明になってきていると考えています。
僕の経験は、発売6年した製品を担当していて未採用施設が多いところをテコ入れだ!と持たされた経験があります。
この製品は会社の看板製品で、売上も数百億ある製品なので、全国的にも会社的にも売れ筋商品です。
その中、未採用なのにはそれなりの理由があって、担当者が変わったから即採用なんてことはほぼありえません…
この担当先も治験時に大きなシクジリをしてしまって、後発品が発売になっていますが、今も採用になっていません…
そのため、新薬発売時のタイミングは人をかけてプロモーションを行いたいのが、新薬メーカーの鉄則だと考えます。
その度に人を採用していれば、売上が経たなかった時に早期退職の嵐になります。
だから、コントラクトMRを2年だけ採用して、新薬の採用活動&プロモーションを力入れるのです。
今までは人が少なく、新薬メーカーもそれなりに人が余っていたので、需要はありませんでした。
しかし、今後は違います。
新薬メーカーのMRはどんどん減ってきています。
それなのに新薬は発売されます。
まさにCSOが狙っている未来が待ち構えています。
【番外編】コントラクトMRは実はコスパが良い?
この記事を書くにあたって現役コントラクトMRにインタビューをしました。
彼は30歳手前で、今後のキャリアもコントラクトMRを考えているそうです。
独身なので全国転勤は可能なのに、コントラクトMRでいたいと強く語ってくれました。
1番の理由は、メーカーにいたら支店長や所長の柵。
ましてや売り上げを絶対伸ばさないといけない…などのプレッシャーがありますが、コントラクトMRだと売上以上に、最低限この仕事をしていればOKみたいな考えで仕事ができると言っていました。
つまり、一歩下がって新薬メーカーを評価できることがメリットです。
考え方によっては売上は別に伸ばさなくても、最低限求められた仕事さえしていれば問題ない。
売上のプレッシャーからは解放されている状態です。
気持ち的には凄く緩いです。
しかも会社の重役ポストには絶対ならないので、気軽に仕事ができるのが良いと言っていました。
今後の雇用体系もある程度は未来があるので、下手に新薬メーカーに異動して、給料はあがるかもしれないけど、精神的に厳しくなれば、何をしているのかはわからないと言っていました。
まとめ
今回、現役コントラクトMRにインタビューしたり、ビズリーチの担当者に現状を聞きました。
時代の流れとともにコントラクトMRの使い方、求められ方が少しずつ変化していることに驚きました。
業界が暗いので、腰掛けコントラクトMRとしての需要もどんどん増えています。
数年でMRは辞める!
地元に戻って、このビジネスモデルでチャレンジしたい!と感じている人は、コントラクトMRの選択肢は、売上のプレッシャーも少ないですし、マジでありなんじゃないかとも思ってしまいました…
もし今の働き方に不安を持っていて、同じような志がいる方がいれば、一度ビズリーチに相談してみるのもありかと思います。
情報収集目的でビズリーチを登録した話も以前に書いていますので、併せてご覧ください。